ジンペイ’s　room

2007.12.25 Tuesday

ご報告（続き2）。

日に日に母は弱っていきました。
肝臓がやられているので、食事が取れない。
病室へ行ってもほとんど寝てる時が多く、寝顔だけ見て帰る日もありました。
なので、ジンペイは考えました。
お昼の時間に行ったら、御飯食べる時に寂しくないやんと。
で、実際実行したワケですが、なかなか起きない。
かわいそうやけど、起こして食べさせた時もありました。
でもホントに食べません。
うどんやお吸い物、果物は2口3口食べますが、後は手付かず。

食べてる母を見ながら、
「これは母ではなくてまるで祖母や」
と思った時もありました。
そこまで母は弱っていたのです。
食事が取れないので、体はガリガリ。
毒素が排出されないので、意識もだいぶ混濁状態。
会話をしてても目は瞑ったまま。
1人でベッドから起きる気力ももうありませんでした。
ただ、トイレだけは自分1人で行っていました。
ベッドから降りると自動的にナースコールが入るようになってはいましたが。
（放射線の副作用の為、骨がもろくなり、骨折の可能性もあったからです）
おむつのコトも話にはありましたが、今まで自分の事は自分でやってきた母が
トイレさえも自分で出来なくなったら、母は母ではなくなるのです。
もうその時点で母は死んだも同然なのです。
だからトイレだけは1人で行かせてあげて下さいと
看護士さんにお願いしました。

ジンペイの心に残っている母の言葉があります。
母の入院中にジンペイの

でゴ○○リが出ました。
その話を母にすると
「これからはアンタがやらなアカンねんやから」
と言われました。
ジンペイは
「なんでよ～お母さんにやってもらわな」
と咄嗟に口から出た記憶があります。
今思えば、こうなることをわかっていたのかなって。

実際、母自身には余命のことは告げていませんでした。
病気のことは母自身がよくわかってるし、
宣告して、そのショックでどうにかなったらそれこそマズイし。

だから家族全員で話を聞きにきたのも内緒、
水面下でホスピスの話をしてたのも内緒。
辛かったです。
母1人がのけ者みたいで。
母自身が持ってる医師説明記録用紙と、
ジンペイが持ってる医師説明記録用紙の内容が明らかに違ってた。
ジンペイが持ってるのは絶対に母には見せるなと言われました。

ホスピスもね、ジンペイが話を聞きに行ったんですが、

近くのホスピスだと、この時で8人待ち。
年内も危ないって言われてるのに、こんなんじゃ絶対に間に合わない。
そう心の中で思いながら、ケースワーカーの方と話をしていました。
母の好きな物、好きな事、これからの治療に取り入れていくので
教えて下さいと言われ、必死に思い出して話していましたが
これも意味ないんちゃうんと思いながら。。。

とりあえず9月23日に施設見学の予約、10月10日（やったかな？）に
家族代理受診の予約だけ入れてもらいました。

そう、母が亡くなったのは9月23日。
やっぱ間に合わんかったやん。

続く。。。

| ジンペイ | - | 14:40 | comments(0) | - |

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